EVとPHEVの
バッテリーテクノロジー
長寿命設計
車両に搭載されたパワフルなリチウムイオンバッテリーは、お客様のレンジローバー車の他の部分と同様、何年にもわたり、あらゆる状況において、お客様に安心して運転していただけるように設計されています。
バッテリーの動作の仕組み
レンジローバーのEVに搭載されているバッテリーには、1つの充電パック内に複数のリチウムイオンバッテリーモジュールが組み込まれています。
アクセルを踏むと、バッテリーからの電力により電動モーターがホイールを駆動します。これにより、蓄えられた電力が徐々に消費され、最終的にプラグイン充電が必要な状態になります。
バッテリーの寿命
EVのバッテリーは、車両の製品寿命よりも長く使用できるように設計されています。ノートPCや携帯電話に内蔵されている小型のリチウムイオンバッテリーとは異なり、レンジローバー車のバッテリーは長期間、長距離にわたって最適な性能を維持するための特別なテクノロジーを採用しています。
例えば、高度な水冷システムや、充電の繰り返しによる消耗からバッテリーを保護するスマートバッファーが組み込まれています。
バッテリーの保証
お客様に安心してお使いいただけるよう、EVモデルのバッテリーには最長8年間または16万km、PHEVモデルのバッテリーには最長6年間または走行距離10万km（どちらか早い時点）までの保証が付帯しています。保証期間にバッテリーに製造上の不具合が生じた場合は、当社のEV専門家が無料で修理します。
実際には、稀に発生するバッテリーの問題はほとんどの場合、単一のセルが原因です。そのセルを含むモジュールを交換することで、パックの性能を元通りに回復させることができます。
役目を終えたバッテリーのリユースとリサイクル
バッテリーの寿命を延ばすという循環型経済は、当社のサステナビリティ戦略の中核をなすものです。
レンジローバー車両でのファーストライフ
バッテリーの「ファーストライフ」は自動車から始まります。当初は地中から採取した原材料から製造されますが、私たちがバッテリーをリサイクルすることで、原材料の一部は再利用されます。私たちのサステナビリティ向上への取り組みはここから始まります。
エネルギー貯蔵装置としてのセカンドライフ
私たちはバッテリーに「セカンドライフ」を与える方法を開発しています。なおも最大で使用可能容量の80%を維持している使用済みバッテリーは、新たな用途で電力を供給することができます。再利用バッテリーは、大規模な送電網サポートシステムから、小型のポータブル版まで、各種エネルギー貯蔵用途に使用されます。
リサイクルとリビルト
バッテリーは製品寿命を終えると、リサイクルされます。リチウム、ニッケル、銅、コバルト、亜鉛などのレアメタルは回収され、新しいバッテリーに再利用されます。私たちは、これらの希少材料をリサイクルし、自動車の寿命を延ばすことができる、よりサステナブルなコンポーネントを作ることを目指しています。
